接続位置を残し、形をつくり直す
ジェネレーティブデザインを使い、それまでの試作の形を改善すると同時に、新しい形を得ようとした作品です。設計者がソフトウェアへ条件を与え、モデルを生成する技術を取り入れました。
取り組んだのは、条件を与えてモデリングを自動化することと、複数のパターンを同時に比較して「見たことのない形」を探すことです。位置合わせ用の6mmダボと花のビス止め位置の座標を取り出し、接続する場所を条件として残しながら、別の形を生成しました。
生成した形のイメージは、ツタのような植物にも、河川のような無生物にも広がります。この形を考える際には、1996年に提唱された「コンストラクタル法則」を参照しました。生物と無生物を流動機構として捉え、異なる現象を共通の原理から考える視点です。
私は、作品の樹枝状の構造に、流れるものが通りやすい配置へ形を変えていく傾向を重ねて見ています。
図面から座標を取り出して形を生成し、3Dプリントで検討しました。解析、CAM、加工シミュレーション、ポスト処理を経て、自動加工へ進めています。「プロダクト的工業化」と「アートのコンテクスト」をつなぐことを目指した初期の作品です。


















